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<<   作成日時 : 2017/03/10 23:58   >>

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熱い、煙たい…草原を守りたい 野走る炎は阿蘇の誇り [熊本県]

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto/article/313310


 熊本県阿蘇地方の山々は、春の訪れを告げる野焼きの最盛期を迎えている。熊本地震の被害により実施を見送る地域もあるが、地元住民が今年も草原の維持に汗を流している。「復興へののろし」として、トップを切って2月に実施された阿蘇山上の草千里ケ浜の野焼きに「火消しボランティア」として参加した。熱くて煙たくて、危険も伴う。それでも−。九州随一の観光資源「阿蘇の草原」を守るという誇りを、少しだけ体感できた。 

 午前8時半すぎ。草千里ケ浜の駐車場に、作業服姿の人が大勢集まった。こちらも、量販店で購入したばかりの作業服を着込む。ボランティアをまとめる公益財団法人阿蘇グリーンストックから「燃えにくい綿100%の服装で」と指導があった。化学繊維だと火の粉で穴が開き、やけどをする恐れがあるという。

 午前中は、火を回りやすくするため、枯れ草を鎌で裏返して乾燥させる作業に従事した。草は、延焼を防ぐため約10メートル幅の防火帯を作る「輪地切り」という作業で昨秋に刈り取られた。春の風物詩である野焼きの準備は、数カ月前から始まっているのだ。

 午後1時、ヘルメットにゴーグル、革手袋を装着し、リュックサックのような袋に消火用の水をためた「ジェットシューター」を背負って緊張気味に草原へ向かう。いよいよ火入れだ。地形を熟知した地元の牧野組合員が、バーナーで枯れ草に火を付けていく。

 放たれた火が、らくだ色の草原を黒く染めながら、防火帯にいるこちらの足元にじわじわ近づいてくる。「そこ、消して」とリーダーの声が飛ぶ。斜面では下から炎が迫ってくる。残り火を確実に消すことがボランティアの任務だが、熱く、煙い。前を行くベテランをまね、くすぶる火に必死で水を掛け続けた。

 へっぴり腰でも、ボランティアの“資格”を持つ一人だ。野焼きに参加するには1日間の初心者研修を受ける必要があり、草原の現状などを学び、火消しの基礎を習った。

 「草千里は地形が単純だから楽な方ですよ」。福岡県大野城市から参加した公務員男性が教えてくれた。他の地域では傾斜や地形が複雑で、身の危険を感じることもあるという。男性のような県外ボランティアは参加者の3分の1を占め、その多くが同県からだ。貴重な戦力として、高齢化と後継者不足に悩む牧野組合を、九州全体が支えている姿が見えてくる。

 ボランティアの受け入れが始まった1999年から参加している熊本市の奥村恭一さん(75)は「草原を守る活動には大きな感動や喜びがある」と、若手の参加を呼び掛ける。

 今年は熊本地震の影響で草原につながる作業道が崩壊するなどし、野焼きを見送る地区もある。全体の1割弱だが、阿蘇グリーンストックの桐原章専務理事は「1年空けると枯れ木が堆積し、翌年の作業がより困難になる」と指摘する。

 千年以上も前から、人の手が作り上げてきた阿蘇の草原。真っ黒になった草千里ケ浜を歩きながら、その歴史を実感した。

(9日 西日本新聞より)


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